僕は君の涙で正しく酔う
夜鷹の星にはならないで
愛しては貰えない嘘だね
君を模した星の上でね
これを恋とも呼べずに
盲目になった祈りは高潔
土に還るくらいならいっそ
暗がりに潜む災厄とお前
野蛮な愛でも飲み干して
来世こそあなたの心臓に
魔法使いになりたかった
喜怒哀楽の全てをおくれ
夢見る事が許されるなら
実らぬ恋など捨てていく
肉で鼓動を隠しているのさ
どうぞ今世も円満死去で
3分だけ私を愛してみて
結末だけ話してほしいの
諦念と惰性の色は似ている
のうのうと檻の中で踊る
愛の処刑者リストに記す
闇夜に揺れる羽毛で包んで
モラルハザードの代償を
無知は罪だが無垢も罪
アサシンガールに鉄槌を
ラインハイトが憂いてる
上昇する悪夢のタラレバ
迷走する者、絶望する者
この空に落ちていけたら
嘆きの水底のラブレター
ひとしずくだけ許してね
泣き濡れては笑わないで
弱い僕を掻き消してよ
余白を食べてしまおう
出前天使と青いため息
疲れた小鳥を抱いている
貴方の生き方は切ないよ
メランコリーミュージアム
在りし日の孤独が燃え立つ
うんざりと暗がりを束ねる
サクリファイスの血液
その余裕すら与えるものか
見るに耐えられない世界
届かないのは嘘のせいだ
寂寥の意味を知っている
泡沫をむしゃぶる化け物
私の不満を刺繍したのよ
泣き濡れても帰すものか
憎み疲れてお眠りなさい
だから憂い嘆かないで
私は今夜きみへ戻りたい
いつかの追憶を連れて行く
感知し認知し羞恥した
きみの血肉になるために
全ての願いが叶う場所へ
悲しい、哀しい、愛しい
絶望に明滅する、暗転する
悲嘆の膿に溺れる前に
禁忌の味を召し上がれ
忘失の最果ての奥へと
291番目の世界の静夜
傷を舐め合うラブソング
傷口から感じる君の痕跡
ただ一つ、怒りが欲しい
泣きっ面にどうぞ私を
語り部はただ嘆きました
時折、泣いている理由
泣き方だけは知ってるよ
世界で一番可愛くお泣き
上手く笑えたはずなのに
それは裁きにさえも似て
贖罪の時に潜むあくま
原罪には甘くくちづけを
それを禁忌というならば
悪意が無くても許さない
真夜中のリアル鬼ごっこ
現存する事の罪を知る
さざめく恋を飼い慣らす
真昼のリアル鬼ごっこ
君は僕を裁けないだろう
指摘されなくてもわかる
ねぇ、赦して、許してよ
君に涙を流す権利は無い
懺悔に揺れる暇すらない
嫌味に弧を描くくちびる
フレンチトーストに隠そう
ゆるしの秘跡は厳粛に
言い訳くらいさせてあげる
君の鈍感さはノイジーだよ
一夜だけじゃ愛は足りない
人間じゃないとさえ思った
音を立てずに拐いに行くよ
素晴らしくムカつきますが
キスぐらいは許して欲しい
仏顔フェアは終了しました
恋を散らせて拐った咎人よ
全ての罪を擦り付けてやる
あなたしか知らない罪の話
奈落の淵で土下座しなさい
あなたの地獄など関係ない
わたしの祈りは誰にも届かない
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